ネットが生み出したボーダレス社会における情報発信と著作権
~日本発の著作権はいかなる主張を世界にすべきか~
Smips(知的財産マネジメント研究会)
エンタメと知財分科会 第2回
開催概要
※本研究会は、Smips(知的財産マネジメント研究会)の分科会として開催しています。
日時
2016/10/15(土)
17:00-18:30
場所
政策研究大学院大学
(六本木駅から徒歩5分程度)
参加費
無料
講演テーマ・講師紹介
ネットが生み出したボーダレス社会における情報発信と著作権
~日本発の著作権はいかなる主張を世界にすべきか~
音楽や漫画が違法コピーされ世界中に配信されている一方で、個々人の発信もまた世界に拡散されもはや母数を国内ではなく海外を視野に入れて創作できる世界となってきています。
海外からの日本のコンテンツに対する関心は高く、イラスト投稿サイトPixivの登録ユーザー数は2000万人を超え、TOKYO OTAKU MODEのfacebookいいね数は1900万に届く勢いです。また8月に行われた同人即売会コミックマーケットは3日間で53万人が来場しています。
それに伴って、2次創作はどこまで許されるのか、TPPによる規制はあるのか、国によって異なる性表現や暴力表現の解釈がわからない、といった漠然とした不安感が高まっています(たとえばクレヨンしんちゃんにおけるお尻を性表現とする国もあれば、ドラゴンボールの戦闘シーンを暴力と解釈したケースもあります。)
さらにJASRACは音楽以外にもイラストなどに対しての著作権管理が必要ではないかとの意見も出しています。
そこでコミケでは毎回街頭演説をされ、創作者の現場の声を聴いていらっしゃる前参議院議員山田太郎氏をお呼びし、今後の著作権の在り方について立法のお立場からの視点も加えてご講演いただきます。山田さまは国会で、著作権の非親告罪化の問題、有害図書指定の問題、国連から勧告問題などにも取り組んでおられました。
講師:山田太郎 さま
前参議院議員
関連記事・webサイト
山田太郎さまホームページ
参加方法
※本研究会は、どなたでも無料でご参加いただけます。
アクセス
facebookイベントページから参加登録
※参加登録は必須ではありませんが、参加人数の大まかな把握のため、できるだけご協力をお願いします。
本研究会について
エンタメと知財分科会
Smipsの分科会として2016年4月から新たに開始する研究会。「漫画やSFから生まれた技術とその知財化」「人工知能によるコンテンツ生成とその権利」「二次創作やメディアミックス、2.5次元文化」「クリエイティブ・コモンズ、同人マーク」「音楽などのストリーミングサービス」「ニコニコやpixivなどのUGC」「ゲーム実況などユーザーの参加(介入)を前提としたメーカー側のコンテンツ提供」「VRやドローンなど次世代のエンタメと技術の関係」など、エンタメと知財について広く議論する予定。
Smips(知的財産マネジメント研究会)
2000年4月から毎月1回開催している知的財産に関する研究会(2015年度終了時点で178回)。様々な分科会を通じて、知的財産とそのマネジメントについて広く情報交換を行っている。
分科会:産学連携によるイノベーション分科会、法律実務(LAP)分科会、特許戦略工学分科会、知識流動システム(KMS)分科会、知財キャリア分科会、エンタメと知財分科会
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